何らかの理由があり、大学卒業後に就職をしなかった方々へと送ります。
2017年の現代であれば、既卒の就活は十分に勝機があります。
少し前の、特に就活氷河期と呼ばれていた時代であれば、既卒の就活はとても苦しいものがあったでしょう。
しかし、今の人材業界は売り手市場です。
どこの企業も自社を拡大していくために必死ですから、20代というだけであなたには十分に価値があります。
大学を卒業しているあなたはもちろん、高卒の方でも歓迎している企業は多いです。
ただ、やり方を間違えてしまうと状況は一転してしまいます。
新卒には新卒の、既卒には既卒の戦い方というものがあります。
この記事では、既卒であるあなたのための就活のやり方をお伝えしてまいります。
目次
マイナビ、リクナビの求人票は既卒向けではない
意外とよく聞くのですが、マイナビやリクナビの求人票に応募するのはあまり得策ではありません。
なぜなら、あれはあくまで新卒や経験者の方をターゲットとして作られているからです。
一応、既卒歓迎ですとか、既卒のため~、といった文言も書かれているのですが、気休め程度だと考えておいたほうが無難でしょう。
もちろん、そう言い切るのにもきちんとした理由があります。
既卒歓迎、等のフレーズが記載されている理由
マイナビやリクナビといった求人媒体は、基本的に掲載料を企業から頂くことで利益を得ています。
構図的には、上図のようなイメージです。
企業がお金を払ってくれているから、求職者である皆様はお金を払わずに利用することができるのですね。
言うなれば、皆様はリクナビやマイナビからしてみれば大事な「商品」なわけです。
詳しい料金体系は下記のリンクを参照していただきたいのですが、新卒を1人採用するのには大体100万円前後はかかるといわれています。
https://www.recruitcareer.co.jp/business/new_graduates/rikunabi/price/
↑リクナビ
http://one-group.jp/humanresource/ad/new_price.html
↑マイナビ
上記リンクを見ていただければわかると思うのですが、企業はリクナビやマイナビに「掲載」するだけでお金を支払うシステムになっています。
つまり、極端な例で言うと「1人も応募が来なかった」場合であったとしてもお金は払わなくてはならないのです。(正確には既に払っている、ですが。)
完全な無駄金になってしまうわけですから、企業としては極力そのような状況は避けたいわけです。
そこで企業は「応募してくれる確立」を高めていくために、応募の条件を少し緩めます。
一番欲しい人材は綺麗な経歴を持った新卒や即戦力の経験者なのですが、掘り出しものを見つけるために既卒も条件に組み込みます。
業界的な用語で言うと、まずは応募率を上げると表現します。
ですので、もしあなたが企業が喉から手が出るほど高いポテンシャルを持った人材であれば何も問題はありませんので、普通に応募して就職することができると思います。
ただ、そんなに高いポテンシャルを持った人材なんてそうそういませんので、既卒でこの環境で就活を行うのは少々分が悪いのです。
同じ条件であればあなたが採用したい、という場合でも「でもこっちの人は新卒だから」という理由であなたが不採用となることもよくある話ですので、そのような事態はなるべく避けるべきでしょう。
既卒は既卒が求められている環境で就活を行うべき
じゃあ結局既卒者は不利な状況で就活を行わなきゃいけないの?と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
冒頭でも書かせていただきましたが、既卒が求められている環境で就活を行えばいいのです。
新卒や経験者用のリクナビ2018やリクナビNEXTがあるように、既卒の方を対象としたサービスは存在します。
リクナビダイレクト
1つ目が、リクナビダイレクトです。
このサービスは先ほどのサービスたちとは異なり、既卒者求人を専門にまとめてくれています。
既卒を採用するためにお金を払っている企業しかありませんので、先ほどのような不利な状況は一切ありません。
ただ、人材ニーズの高まっている現代にはもっといい就活サービスもあります。
それが、就職エージェントと呼ばれる存在です。
既卒が登録するべき就職エージェントとは?
就職エージェントとは、あなたの就職までをサポートしてくれる求人サービスです。
通常の就活では数ある求人票の中から自分で希望の企業を見つけ、応募して面接に望まなくてはなりませんが、就職エージェントはそういった手間を代わりに行っていただけます。
JAIC
既卒の方の就活であれば、JAICの利用は欠かせません。
JAICは既卒、フリーターの方の正社員雇用を得意としているのですが、その成功率は驚きの78%。
10人申し込めば7人は転職に成功しているということです。
また、入社後にきちんと教育してくれる企業を厳選して紹介してくれるので、就職後の定着率も94.3%と非常に高いです。
こちらのJAICは、全国各地で無料説明会を開いてくれているので、気軽に参加してみることをお勧めします。
説明会では厳選された20社の経営層と直接面談ができるので、そこがどういった会社なのかよく理解することができるでしょう。
登録も簡単で電話番号とメールアドレスを書くだけでいいので、面倒な手続きが無いのも嬉しいです。
ワークポート
ワークポートは、IT系に転職する場合は間違いなく登録しておいたほうがいい転職エージェントです。
正直、JAICとは違って親身な対応は一切してくれません。
しかし、ここに登録しないと存在を知ることすらできない求人情報が大量にあるのです。
未経験でIT系を志望するのであれば、ワークポートに登録しないとそもそも応募することすら難しくなるでしょう。
本当に内容とか見て送ってきているのか?と疑問になるほど大量の案件を送ってくるので鬱陶しく感じることもありますが、裏を返せば貴重な未経験歓迎の求人案件を途切れることなく供給してくれることになります。
ビジネスライクではありますが、質問の返事や面接の段取りなどの業務はどの転職エージェントよりも早いので、エージェントサービスというよりは非公開求人目当てでの登録をお勧めします。
また、これら転職エージェントサービスは全て無料で利用することができます。
一切お金がかかりませんので、とりあえずこの2つのサービスをお試しで登録して転職活動をスタートしてみるのもいいかもしれませんね。
通学不要な通信大学で新卒となる
サイバー大学は、あのソフトバンクグループが運営する日本初の通新制大学です。
通常は6ヶ月間のスクーリング期間が必須となりますが、サイバー大学であればそれさえも不要で全て自宅で完結させることが可能です。
在学生は社会人が6割で、通学が不要なので社会人として働きながら大卒資格を取得することが可能です。
通常の大学は年間固定で学費を取られるのですが、サイバー大学は受講する単位毎の学費なので値段を安く抑えることができます。
ソフトバンクグループの特徴を色濃く引き継いでいるので、就職で役に立つIT系の知識を学ぶことができるのも大きな強みです。
初学期に18単位以上の取得でタブレットもプレゼントされるので、とってもお得です。
また、通常は10万円の入学金が必要なのですが、今だけ免除されて0円となっています。(期間に関してはこちらのリンクを参照ください。)
高卒でも転職することは十分に可能ですが、もし大学にいっておけばよかった、という気持ちが少しでもあるのであれば受講してみてもいいかもしれません。
こちらのリンクから無料で資料請求できますので、まずは資料を見ながら検討してみることがお勧めです。
仕事の幅を広げることができますので、パンフレットを見ながらじっくりと考えてみてください。